災害への備えに、漢方を知っておきませんか

こんにちは。 漢方吉祥の小暮晃子です。

いつも漢方吉祥を応援していただき、誠にありがとうございます。

このたびの熊本県を震源とする地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
一刻も早い復旧、復興をお祈りいたします。

他人ごとではありません

災害は、いつ、誰の身に起きてもおかしくないものです。

だからこそ、元気な今のうちに知っておきたい知恵のひとつとして、災害時の漢方についてお伝えいたします。

避難生活では、どんな不調が起こるのでしょう


災害後の避難生活では、次のような不調が起こりやすいといわれています。

  • 粉塵による鼻炎や目のかゆみ
  • 乾いた咳
  • 風邪のひきはじめ
  • 下痢や嘔吐を伴う胃腸炎
  • 不安やイライラによる不眠

住み慣れた環境を離れ、体も心も大きな負担を受ける──それが避難生活です。

過去の震災で、漢方は支えになりました

東日本大震災や能登半島地震では、こうした不調に、漢方薬が役立ったと報告されています。

その実績を踏まえ、日本東洋医学会が「避難者、被災者への体調管理支援 ~漢方薬の活用~」という資料を公開されました。
学術誌に掲載された内容に基づく、専門家による提案です。

https://www.jsom.or.jp/file/shien_20260731.pdf?00

資料には見慣れない漢方の名前も並んでいますが、大切なのは名前を覚えることではありません。

「避難生活の不調に、漢方が助けになった実績がある」
──そのことを知っておいていただければ十分です。

今回は、猛暑の中の災害でした

資料には、寒い季節の災害を想定した内容(体を温める葛根湯など)も含まれています。
今回は猛暑の中の避難生活となり、季節の条件は異なります。

それでも、粉塵や衛生面、不安や不眠への備えは、季節を問わず共通する課題です。
猛暑ならではの暑さ対策、水分管理、エアコンの冷えとの温度差への注意とあわせて、参考にしていただければと思います。

備えとして、知っておくということ

漢方は、体質や症状に合わせて選ぶものです。
いざというときに慌てないためには、日頃から、かかりつけ医や薬剤師にご自身の体質に合う漢方を相談しておくことも、ひとつの備えになります。

食料や水、懐中電灯を備えるように。
「自分の体を守る知恵」も、静かに備えておく──そんなふうに考えていただけたら幸いです。


なお、この記事は一般的な知識のご紹介であり、個別の症状や体質に応じた診断・処方を目的としたものではございません。
また、被災地の状況は日々変化しております。

最新の医療・支援情報につきましては、お住まいの自治体や医療機関の発表をあわせてご確認ください。

おわりに

被災された皆様の心と体が、一日も早く穏やかな日々に戻られますよう、心よりお祈り申し上げます。

そしてこの記事をお読みの皆様にとっても、ご自身と大切な方を守る備えのひとつとして、そっと心に留めていただければ嬉しく思います。

これからも、漢方吉祥を通して、皆さまの暮らしに役立つ知恵をお伝えしてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

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