漢方吉祥について
History
これまでの歩みと、漢方への想い
これまでの歩みと
漢方への想い
20代〜30代
外科医としての
葛藤と、静かなSOS
医学部卒業後、外科医の道を選びました。子どもの頃からの夢のひとつ、国境なき医師団に外科医として参加したかったからです。
手術、病棟、救命救急——命と向き合う日々の中、夢が叶った充実感の裏側で、私自身の心と身体は静かに悲鳴を上げ始めていました。生きづらさ、抑うつ、家族との葛藤……。
検査では「異常なし」。その矛盾に、長い間苦しみ続けました。
40歳
漢方との出会い
更年期を意識し始めた頃、心身の不調がさらに悪化するのでは?という不安から、人生を立ち止まり休職しました。そこで出会ったのが、漢方でした。
半信半疑で飲み始めた漢方薬。身体を整えていくうちに、気づけば、以前ほどクヨクヨしなくなっている自分がいました。「心と身体は繋がっている」と身をもって実感した瞬間でした。自分と同じ悩みを抱える方々に、今度は寄り添う側に立ちたい——その思いが、漢方専門医への道へと私を導いてくれました。
45〜55歳
家業整理と、介護
祖父母の代から続く電気工事会社。高齢の両親に代わり、親族・金融機関・関係者との交渉を重ね、解決までに数年の月日を要しました。続いて、傷心の両親の介護が始まりました。
仕事も家族のことも、人生の大きな課題として、ひとつひとつ丁寧に向き合いました。コロナ禍が始まる直前、両親は相次いで旅立っていきました。
現在
残された時間を、
使命に
人生の大きな課題を一つひとつ乗り越えてきた今、これからの時間をどう生きるかを静かに見つめ直したとき、進むべき道は明確になりました。
かつての私と同じように「異常なし」と言われながら、心身の苦しさや生きづらさを抱える方々に、西洋医学と漢方医学、両方を知る医師だからこそ届けられるものがある——そう信じています。日本の先人が伝えてきた漢方医学を正しく広めること。それが、私の使命(ミッション)です。